ギャンブル依存症にならないために
ギャンブル依存症という言葉を御存じでしょうか。
ギャンブル依存症は、WHOにおいて病的賭博という名称で病気として認定されているものになります。
ギャンブルにのめりこんでしまって自身をコントロールすることができなくなってしまう依存症になり、精神疾患のひとつでもあります。
一般的には賭けごとにのめり込むことで、日常生活や社会生活に支障が生じてしまうようになり、治療を必要とする状態を指します。
良く見受けられる症状と発症する原因
良く見受けられる症状は、
- ギャンブルにのめり込んでしまって辞めることができない
- 興奮を求めて掛金が増えていく
- ギャンブルをしないとそわそわして気持ちが落ち着かない
- ギャンブルで負けたお金を取り戻そうとまたギャンブルをする
といったことが挙げられます。
発症する原因については大当たりの時の快感が忘れられなかったり、日常のストレスを発散させたい・現実から逃げ出したいなどのさまざまな原因によってギャンブルから抜け出せなくなってしまうのです。
ギャンブルをする方が誰でもかかってしまうリスクがある病気
ギャンブル依存症は、ギャンブルをする方が誰でもかかってしまうリスクがある病気になりますが、中でも若い人やストレスを上手く対処することができなくて抱え込んでしまう人・ギャンブルが身近にある環境要因などがリスク因子と言われています。
パチンコやスロットゲームなどは機械そのものに依存させる要因があるので注意する必要があります。
「あともう少しで当たるのではないか」と思う演出などがあると、脳に興奮させる作用があるドーパミンが分泌するようになり、辞めどきがわからなくなり続けてしまうことになります。
またパチンコやスロットの、音響や映像は負けていても勝っているような錯覚に陥ることがあり、依存してしまうリスクが高まると言われています。
最近ではオンラインカジノ中毒の危険性についてメディアでよく取り上げられています。
ギャンブル好きと依存症の違い
ギャンブル好きと依存症のどこに違いがあるのでしょうか。
ギャンブル好きの場合には借金をしてまで賭けごとをしようと思わず、日常生活や社会生活に支障のない範囲でギャンブルを楽しむことができる人に対して、ギャンブルに依存している場合は、ギャンブルのために借金をするようになります。
ギャンブル依存症は、ギャンブルを日常の生活のひとつととらえていることが多いため借金をしてもギャンブルを辞めることができないのです。
このような状態が続くと借金は膨れ上がってしまって、返済不能になり仕事や家庭に支障をきたすようになってしまいます。
お金が無くなって窃盗などの犯罪に手を染めてしまうケースなどもありさまざまな悪影響を及ぼすようになります。
このような場合には一刻も早く依存症の克服を目指す必要があります。
大阪市議会は25日、遊技のパチンコやパチスロなどをギャンブルと位置付け、依存症対策への支援を政府に求める意見書を全会一致で可決した。
大阪のIRをカジノと言う国政議員もこれくらいの事やれば?
関心が無いのに口先だけの反対やろ? https://t.co/1ryBOs33zd— まぐかっぷ≪大阪の成長を止めるな≫✌️🌻💉💉 (@magcup1963) July 13, 2022
ギャンブル依存症は克服するまでに約3年必要
ギャンブル依存症を一度患ってしまうとなかなか回復することが難しくなると言われていて、克服するまでに個人差はありますが約3年必要になります。
これは怪我などの外傷疾患ではなく精神疾患になるので3年という月日が必要になるのです。
ギャンブルを楽しむ場合には依存症にならないようにすることが大切になります。
使う資金をしっかりと決めておく
まず賭けごとをする際には使う資金をしっかりと決めておくようにしましょう。
財布に余分なお金を入れないようにして最低限の現金のみを持ち歩くことで、負けてしまっても自身が今持っている以上のお金を使わなくて済むようになります。
そのときにATMからお金を引き出せないようにするために、キャッシュカードは自宅へ置いていくようにしましょう。
負けが続いているに、いつか大当たりがくるのではないかと思って続けていると大負けすることになるケースが多々あるので、ギャンブルは辞めどきを見極めることができる洞察力を持つことが大切になり、潔く諦める勇気も必要です。
収入と月の支出を明確にしておくことも重要になり、月の支払いがいくらなのか把握しておくことで、おのずと遊びに使うことができるお金がどのくらいなのかわかるようになります。
使っても生活に支障がでないお金の範囲で遊ぶようにしましょう。
ギャンブル依存症になってしまった場合の克服方法
それでもギャンブル依存症になってしまった場合の克服方法はさまざまあります。
病気になるので専門の医療機関へ入院をして克服する方法があり、賭博をしないための心構えを作り上げることを目的とした治療などがおこなわれます。
根本的に克服したい場合などは医療機関への入院をすることが最善の方法になります。
他に打ち込めることを探すことも有効になります。
ギャンブルにあてていた時間を他のことに使うことで克服することができるので、仕事に有利になる資格を取得してみたり、体を動かすような趣味を見つけ出したりすると打ちこめるものができるので、自然とギャンブルに興味が湧かなくなっていきます。
ギャンブル関係の友人との交流を避ける
ギャンブル関係の友人との交流を避けるようにすることも大切になります。
ギャンブル好きjの友人からの誘いがあると断ることができないといったことが引き起こるので、いつまでたっても賭けごとを辞めることができない状況になってしまいます。
本当に克服したいのならば付き合う友人を選ぶようにする必要があります。